ウイルス対策は万全に
サイト運営者にとって恐いのは、ウイルス感染の被害者になるのはもちろん加害者になることです。売れるサイトの条件の一つは信頼を得ることです。加害者になってしまうと築いてきた信頼を失います。
ネットショップをオープンするためのセミナーなどに参加すると、「ウイルスの発信元になった時点でサイトは閉鎖」とよく言われます。アフィリエイトと言えども同じ認識をもっておくべきです。
利用しているレンタルサーバが悪意のある攻撃を受けるなどという事態は手の打ちようがありませんが、個人レベルで対処可能なことはすべて怠りなくしておきたいものです。
パソコンを守るための3つの手順
ウイルス対策と言えば、まずウイルス対策ソフトの導入が思い浮かびますが、現在の環境ではそれだけでは不十分のようです。
マイクロソフトでは、パソコンを守るための3つの手順として以下の対策を奨励しています。
- ファイアウォールの利用
- Windows Updateの使用
- 最新のウイルス対策ソフトウェアを使う
この順番に従って説明を進めます。
ファイアウォール
ワームと呼ばれるウイルスがあります(正確にはウイルスとは異なります)。自分自身の力でネットワークを経由してパソコンの間を移動し、他のパソコンに感染していくプログラムです。
ワームの一種に Sassar と呼ばれるものがあります。 Windows2000/XP 環境では、ユーザーが何もしなくてもネットワークに接続しているだけで感染するというやっかいなものです。
新規にPCを購入した状態や Windows を再インストールした状態では、 Windows Update やウイルス定義ファイルを取得するためにネットへ接続する必要があります。このときにファイアーウォールが機能していなければ簡単に Sassar に感染します。
WindowsXP には標準でファイアーウォールの機能があります。SP2 では初期設定で有効になっていますが、SP2 より前のバージョンでは初期設定で無効になっています。有効にする方法はこちらをご覧下さい。
ブロードバンドルータは簡易ファイアーウォールとして機能してくれます。ADSLや光ファイバーを契約したときにレンタルされるモデムの多くにはブロードバンドルータ機能があります。
上記のいずれも持ち合わせていない場合は、パーソナルファイアウォールを導入します。最近のウイルス対策ソフトには、パーソナルファイアウォール機能を備えたものがあります。
Windows Update
マイクロソフトは、ウイルス対策の第一歩は Windows Update だと言ってます。
ウイルスなどの不正プログラムには、 Windows のセキュリティホールをついたものが多くあります。 定期的に Windows Update を行い、必要なセキュリティ修正プログラムを確認しインストールすることが必要です。
ウイルス対策ソフト
ウイルス対策ソフトの役割は2つあります。
- ウイルスを検知して除去し、感染を防止する
- ウイルスに感染したファイルを修復し、コンピュータを感染前の状態に回復する
ウイルス対策ソフトを使用する上で必要なことは、定期的に最新のウイルス定義ファイルを取得することです。
ウイルス対策ソフトは、予め用意されたウイルス定義ファイルという検知パターンとファイルを比較してウイルスを検出します。そのため、検知パターンが登録されていないウイルスを検出することはできません。
新しいウイルスに感染するのを防ぐためには最新のウイルス定義ファイルが必要だということです。
市販のウイルス対策ソフトには、自動的にメーカーのサイトへアクセスして、最新のウイルス定義ファイルがあればダウンロードするという機能があります。その機能をオンにしておけば問題ありません。
どのソフトを使うかですが、3大メーカーであるシマンテック、トレンドマイクロ、マカフィーの製品であればどれを使っても後悔することはなさそうです。
何をすればよいかわからない初心者には、 Norton (シマンテック)、ウイルスバスター(トレンドマイクロ)をすすめる声が多いようです。理由は、インストールしただけでほぼ安全になること、不具合が比較的少ないからです。
以下に主なウイルス対策ソフトを紹介します。
- ■Norton Anti Virus
- 高い安定度が評価を受けてます。知名度もNo.1でしょう。しかし、リソースを食います。最も重いウイルス対策ソフトと言われています。パーソナルファイアウォールのNorton Personal Firewall、スパム対策のNorton Anti Spam、ウイルス対策・パーソナルファイアウォール・スパム対策の3つを統合したNorton Internet Securityがあります。
- ■ウイルスバスター
- パーソナルファイアーウォール、プライバシー保護、スパム対策機能が含まれています。カスタマイズ度は低いのですが、設定のわかりやすさから初心者には最も使いやすいソフトだと言えます。フル機能で使用する場合は重いです。
- ■マカフィー・ウイルススキャン
- 大手3社の中では最も安価です。動作も比較的(あくまでも比較的です)軽いという評価が多いです。パーソナルファイアーウォールのパーソナルファイアーウォールプラス、プライバシー保護のプライバシーサービス、スパム対策のスパムキラー、ウイルス対策を含めた4つを統合したインターネットセキュリティスイートという製品があります。
- ■NOD32 アンチウイルス
- 動作が最も軽いアンチウイルスソフトです。モバイルやナローバンドでもたいした負担がかからずに使用することができます。スパイウエアの検出・駆除機能もあります。パーソナルファイアーウォールのOutpost Firewall Pro、プライバシー保護のSpybot Search & Destroyという製品があります。統合版はありません。
- ■avast!4 antivirus
- 最上級の技術を集積した人気アンチウイルスソフト。無料(ホームエディション)でありながら、有料のソフトウェアに勝るとも劣らぬ機能を持つことで有名なアンチウィルスソフトウェア。パワー(上級)ユーザに大人気。
スパイウエア
スパイウエアとは、パソコン内にある個人情報などをインターネット経由で流すソフトやプログラムのことです。ユーザーの意識やニーズをつかむためにスパイウエアを利用している企業があります。
スパイウエアには、フリーソフトとセットで配布されるもの、ホームページを閲覧しているだけで侵入するクッキー型、ホームページ閲覧に必要なプラグインだと思わせてダウンロードさせるものがあります。
フリーソフトには、使用許諾契約にスパイウエアもインストールされると明記されている場合もありますが、最後のほうに記述されていたり、英語のため読み飛ばしてしまうという場合が多いようです。自覚のないままインストールに同意していることがあります。
そのため、スパイウエアは違法とされていません。ウイルスと異なり感染や破壊活動を行わないことも違法とされない一つの理由でしょう。
そういう事情もあって、ウイルス対策ソフトはスパイウエアを検知しません。最近ではスパイウエア検出機能を備えられるようになりましたが、機能的には不十分であるのが現状です。
スパイウエアを検知するためには専用のソフトを利用します。
フリーソフトを2つ紹介します。
- ■Ad-aware
- Ad-awareには有料のProfessional、Plusと無料のPersonalがあります。Personalで十分です。
- ■Spybot
- Ad-awareは英語表記のみですが、Spybotは日本語にも対応しています。
- ■SpywareBlaster
- SpybotやAd-awareと違って感染したスパイウェアを見つけて除去するものではなく、スパイウェアを防ぐためのアプリケーションです。クッキーのトラッキングを防止したり、危険と思われるサイトからの行為を制限します。
スパイウエアは一度駆除すれば終わりというものではありません。クッキー型はホームページを閲覧するたびに増えいきます。定期的に駆除することをおすすめします。
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